テザー、5つのブロックチェーンでUSDTのサポートを終了へ
非主要ネットワークからの段階的撤退を表明
テザー (Tether)は、2025年9月1日をもってOmni、Bitcoin Cash SLP、Kusama、EOS、Algorandの5つのブロックチェーンでUSDTのサポートを終了すると 発表 した。
対象のユーザーには、 イーサリアム (Ethereum)や トロン (Tron)といった、引き続きサポートされるネットワークへの移行が推奨されている。
終了の背景と今後の戦略
今回の決定は、テザーが業務の効率化と、実用性の高いネットワークへの集中を進める中で下されたものであり、各ブロックチェーンの利用状況、市場の需要、インフラパートナーやコミュニティ関係者からのフィードバックを踏まえて、総合的に判断したとしている。
かつてUSDTの成長を支えたこれらのネットワークだが、過去2年間で流通量が大幅に減少したという。テザーのパオロ・アルドイノ(Paolo Ardoino)CEO(最高経営責任者)は、より技術的に優れたプラットフォームへのシフトが仮想通貨業界全体の流れであると述べたうえで、次のように語っている。
私たちは、ユーザーにとって価値あるプロトコルを引き続きサポートし、需要が低くなった旧式のネットワークからは撤退します
この見直しは段階的に進められており、2023年8月にはOmni Layer、Kusama、Bitcoin Cash SLPでのUSDT発行を停止。さらに2024年6月には、EOSおよびAlgorandでも発行が停止された。
ユーザーとエコシステムへの影響
該当ブロックチェーンでUSDTを保有するユーザーに対しては、テザーの利用規約に基づき、償還手続きや他ネットワークでの発行申請を促している。
これにより、各ブロックチェーン上に構築されたプロジェクトは、流動性の移転や代替手段の検討を迫られる可能性がある。今後、テザーはライトニングネットワークなどのレイヤー2ソリューションや、相互運用性・処理速度に優れたブロックチェーンの採用を拡大する方針だ。ユーザーや開発者のアクティビティが高いエコシステムとの連携を強化していく。
現在、テザーはソラナ、ポルカドット、アバランチ、TONを含む12のネットワークでUSDTを発行しており、今後も高い実用性と拡張性を持つプラットフォームへの注力を続けると明言している。
免責事項:本記事の内容はあくまでも筆者の意見を反映したものであり、いかなる立場においても当プラットフォームを代表するものではありません。また、本記事は投資判断の参考となることを目的としたものではありません。
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